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意外とかんたん!国土交通省「重ねるハザードマップポータルサイト」の使い方

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この記事では「国土交通省 重ねるハザードマップポータルサイト」が如何に優れた災害対策の情報源であるかをご紹介します。

地震対策JPでは、地震だけでなく各種災害から自分と家族のみを守れるよう情報発信しています。そして調査をしているうちに思いました。なぜ行政や地方自治体のサイトは分かりにくいのだろうかと。ちょっとした説明書きだけあってあとは分厚いPDFを見てね、というのがあるあるパターンとなっていました。

そこで今回は意外と分かりやすかった「国土交通省 重ねるハザードマップポータルサイト」を紹介したいと思います。

そもそも「ハザードマップ」とは、洪水や高潮、氾濫による浸水などの水害や土砂災害などで被害が想定されるエリアや避難する場所等を表示した地図のことで、基本的に区市町村ごとに作成されているものです。自宅や自分と家族の行動範囲にある地域に起こりうる災害を確認した上でハザードマップを見てみると、どんな被害が起きやすいのかどこに逃げれば良いのかが分かります。

意外とかんたん!国土交通省ハザードマップポータルサイトの使い方

国土交通省ハザードマップポータルサイトの概要

国土交通省ハザードマップポータルサイトは年々バージョンアップを重ね続け、ようやく2016年にスマホ対応しました。

従来は縦割り行政といいますか、情報毎に管理監督している組織が分かれていたので我々一般人には総合的かつ一目で分かる災害対策情報がありませんでした。例えば、この情報は市区町村、この情報は国土交通省、この情報は気象庁、この情報は都道府県といった具合に分かれていたので、相当詳しい人が頑張らないと地元や通勤通学場所がどう危険なのか分かりませんでした。

しかし、この国土交通省ハザードマップポータルサイトは区市町村ごとに作成されるハザードマップや都道府県の建設局が作る土砂災害特別警戒区域、各省庁・政府機関が作った情報を一度にまとめて「重ねて」確認することができるスグレモノです。

大きくは「重ねるハザードマップ」「わがまちハザードマップ」の2つから構成されています。

これらはレスポンシブな作りになっていて、パソコンからでもスマホ/タブレットからでも使えるようになっています。

重ねるハザードマップ

重ねるハザードマップは洪水・土砂災害・津波のリスク情報、道路防災情報、土地の特徴・成り立ちなどを地図や写真に自由に重ねて表示できます。

複合的な視点から作成されており、例えば洪水に関しては、「洪水浸水想定区域(想定最大規模)」は「水害ハザードマップ作成の手引き」(平成28年4月)に基づく凡例によるもの、「洪水浸水想定区域(計画規模)」は「浸水想定区域図作成マニュアル」(平成17年6月) に基づく凡例によるもの、「津波浸水想定」は「津波浸水想定の設定の手引き(Ver.2.00)」(平成24年10月) に基づく凡例となっています。

つまり、調査方法や主目的によって多少の見解や調査結果の違いが生じています。今後凡例は統一されていくとのことですが、現段階で避難する私たちにとっては一番ヤバいやつを参考にするのが安心でしょう。

ともあれさっそく見ていきます。「場所を入力」に調べたい場所の住所を入力します。だいたいで結構です。なんとなく「東京都大田区」で検索してみます。

JR蒲田駅を中心としたエリアが表示されます。ちょっと縮小してみるとこんな感じ。ポイントしたJR蒲田駅は標高が3.5mであることも分かりました。

まず「洪水」を選択してみます。

ありゃ。多摩川から大森駅あたりまで肌色やらピンクやらで染まってしまいました。この肌色は1.0〜3.0mの浸水を意味します。これは洪水浸水想定区域(想定最大規模)です。

さらに洪水浸水想定区域(計画規模)をクリックすると、JR蒲田駅周辺の黄緑は0.5〜1.0m、その周りの薄い水色が1.0〜2.0mの浸水となります。前者と比較してもだいたい同じですな。

こうして想定によって多少の差はありますが、洪水が起きた場合に浸水するハザードマップを見ることができます。

一言で洪水と言っても大きく2種類があります。河川や高潮により水があふれて堤防が決壊して発生する水害を外水氾濫(がいすいはんらん)と言い、いわゆる洪水は外水氾濫のことを指します。一方、急激な豪雨などで水量が下水道等の排水能力を超えたときに市街地や地下街が冠水することを内水氾濫(ないすいはんらん)と言います。東京都内では大田区・荒川区・葛飾区・荒川区などは外水氾濫と内水氾濫の両方が併発しうる地域と言われていて特に注意が必要なことが「重ねるハザードマップ」でよく分かります。

今度は「土砂災害」を選択してみます。急傾斜地崩壊危険場所が紫色になりますが、これが大森駅や幹線道路沿いにあるのが確認できます。

最後に「津波」を選択してみます。そもそも東京都内に津波は来るのでしょうか。

大田区に変わりはありませんが川崎市方面に一気に色が付きました。黄色は1.0m未満、オレンジは2.0m未満となります。大田区側に何も色がついていないということは安全と言うことではなく、調査した凡例がないだけだと推測します。対岸に何も被害がないはずがないことは素人でも想像できます。したがって大田区も多摩川沿いは無事では済まなそうですね。つまり東京にも津波は押し寄せてくる、ということが言えます。

わがまちハザードマップ

「重ねるハザードマップ」が日本全国地図から好きな場所の洪水・土砂災害・津波のリスク情報をビジュアル的に確認できるのに対し、「わがまちハザードマップ」では各市区町村の自治体が発表しているハザードマップを見ることが出来ます。しかし全ての市区町村がハザードマップを公表しているわけではないことも分かります。

例えば東京都新宿区で検索してみます。

東京都新宿区では「洪水ハザードマップ」「内水ハザードマップ」「土砂災害ハザードマップ」を公開していることが分かります。それぞれをクリックすると新宿区のハザードマップのページに飛ぶことが出来ます。

また画面右側の地域選択では、各市区町村の連絡先(ハザードマップ制作担当)をみることが出来ます。

次に画面左上「災害種別から選択する」を選択すると、ハザードマップの一覧が表示されます

土砂災害ハザードマップを選択すると、土砂災害ハザードマップをインターネットで公開している市区町村が青色に色分けされます。

東京23区内では、板橋区・北区・文京区・新宿区・世田谷区が公開しているようですね。このページからハザードマップのページに飛べれば良いのですがそれはできなそうです。本当は下町と言われる地域の方が危険度は高いのですが、区の意識が低いと言わざるを得ません。

スマホに国土交通省ハザードマップポータルサイトのアイコンを追加する方法

いざというときにこの国土交通省ハザードマップポータルサイトを開くことが出来るようにしておきたいですよね。

そのためには普通にブラウザのブックマークに登録すればいいのですが、「ブックマークってなんじゃ?」というご高齢の方のためにアイコン登録方法をご紹介します。ぜひお父様お母様のスマホに設定してあげておいて下さい。

◆AndroidスマホでGoogle Chromeブラウザーを使う場合


①国土交通省ハザードマップポータルサイトを表示させます。
②画面右上メニューより「ホーム画面に追加」を選択します。
③ポップアップが開いたら「追加」を選択します。
これでデスクトップに国土交通省ハザードマップポータルアイコンが出てきます。

◆Androidスマホでその他標準ブラウザーを使う場合。※らくらくスマートホンなど


①国土交通省ハザードマップポータルサイトを表示させます。
②画面右上メニューより「ブックマークを保存」を選択します。
③追加先は「ホーム画面」を選択します。
これでデスクトップに国土交通省ハザードマップポータルアイコンが出てきます。

◆Androidスマホでその他標準ブラウザーを使う場合2。※らくらくスマートホンなど

①国土交通省ハザードマップポータルサイトを表示させます。
②画面右上メニューより「ブックマークを保存」を選択します。
③追加先は「ブックマーク」を選択してOKを押します。
④ブックマークを開きます。
⑤国土交通省ハザードマップポータルサイトのブックマークを長押しします。
⑥「ショートカットを追加」を選択します。
これでデスクトップに国土交通省ハザードマップポータルアイコンが出てきます。

◆iPhone/iPadのSafariブラウザーを使う場合

①国土交通省ハザードマップポータルサイトを表示したら、下の中央にある共有アイコンをタップします。
②「ホーム画面に追加」を選択します。
③画面右上「追加」を選択します。
これでデスクトップに国土交通省ハザードマップポータルアイコンが出てきます。

まとめ

まだ突っ込みどころはありますが、国土交通省ハザードマップポータルサイトは意外と使いやすいし、毎年のようにアップデートして便利になっているようです。

身の回りで首都直下型巨大地震などで土砂崩れや河川決壊が起きる恐れは充分にあります。また通勤通学路や避難ルートが大震災発生時にどうなってしまうか、事前に確認しておくことが大切です。

災害発生時にはアクセスが集中して正常に観れるかどうか分かりませんので今のうちに一度ご覧頂ければと思います。

画像引用:国土交通省ハザードマップポータルサイト

以上、最後までご覧下さり誠にありがとうございました。

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